「Wacom Cintiq 16は2026年でもおすすめ?」「XPPenなどの安い液タブと比べて、10万円以上出す価値はある?」
液晶ペンタブレットの定番として知られるWacom Cintiq 16。
実は2025年にフルモデルチェンジされ、現在販売されているCintiq 16は新型「DTK168」です。
旧モデル「DTK1660」は15.6インチ・フルHD・Wacom Pro Pen 2でしたが、新型では16インチ・2560×1600の高解像度ディスプレイ・Wacom Pro Pen 3へ進化しています。
この記事では、旧Cintiq 16を実際に使用した経験も踏まえながら、2026年現在の新型Cintiq 16のスペック、新旧モデルの違い、メリット・デメリット、XPPenとの違いまで詳しく解説します。

旧モデルを知っている人ほど、新型はかなり変わっています!
旧モデル
新モデル
結論|新型Wacom Cintiq 16はこんな人におすすめ


2026年現在のWacom Cintiq 16は、「安さよりも、描き心地・画質・Wacomのペン性能を重視したい人」におすすめです。
| 製品名 | Wacom Cintiq 16 |
| 型番 | DTK168K4C |
| 画面サイズ | 16.0型 |
| 解像度 | 2560×1600 |
| ペン | Wacom Pro Pen 3 |
| 筆圧感度 | 8192レベル |
| 色域 | DCI-P3 99% / sRGB 100% |
| 重量 | 約2.0kg |
| 保証 | 2年間 |
| 公式価格 | 118,800円(税込) |
- Wacomのペンの描き味が好き
- 16インチ前後の液タブが欲しい
- フルHDより高解像度の画面で描きたい
- 視差をできるだけ抑えたい
- 色表示にもこだわりたい
- 長く使う液タブを選びたい
- 価格より描画環境を重視したい
一方、できるだけ5万円前後に抑えたい人や、本体ショートカットキーを重視する人なら、XPPen Artist 16 3rdなども比較した方がよいでしょう。
2025年にWacom Cintiq 16がフルモデルチェンジ
現在販売されているWacom Cintiq 16は、2025年6月に発売されたDTK168です。
2019年発売の旧Cintiq 16(DTK1660)の後継モデルで、同じ「Cintiq 16」という名前でも中身はかなり変わっています。
特に大きく進化したのが、ディスプレイ・視差・ペン・本体サイズです。



私が持ってるのは旧型のCintiq 16です
新型Cintiq 16と旧型DTK1660の違いを比較
| 比較 | ![]() ![]() 新型 DTK168 | ![]() ![]() 旧型 DTK1660 |
|---|---|---|
| 発売世代 | 2025年 | 2019年 |
| 画面サイズ | 16.0型 | 15.6型 |
| 解像度 | 2560×1600 | 1920×1080 |
| 筆圧感度 | 8192 | 8192 |
| 色域 | DCI-P3 99% sRGB 100% | NTSC 72% sRGB 96% |
| ペン | Wacom Pro Pen 3 | Wacom Pro Pen 2 |
| 表面 | AGガラス | AGフィルム |
| 視差 | ダイレクトボンディング | 従来構造 |
| 重量 | 約2.0kg | 約1.9kg |
| 価格 | 118,800円 | 99,880円 |
| 購入する | 購入する |
筆圧感度はどちらも8192レベルですが、「筆圧が同じだから描き心地も同じ」というわけではありません。
新型ではディスプレイの高解像度化、ダイレクトボンディング、Pro Pen 3など、実際の作画体験に影響する部分が大きく進化しています。
新型Wacom Cintiq 16のメリット


2560×1600の2.5Kディスプレイに進化
旧Cintiq 16の解像度は1920×1080のフルHDでしたが、新型は2560×1600です。
16インチクラスでは解像度の差を感じやすく、細かな線や文字、CLIP STUDIO PAINTなどのUIもより精細に表示できます。
画面サイズを大きくせず、表示できる情報量や精細さを上げたい人には大きな進化です。
色域がDCI-P3 99%・sRGB 100%へ向上
新型はDCI-P3 99%、sRGB 100%をカバーします。
旧モデルはNTSC 72%・sRGB 96%だったため、色表示もかなり強化されています。
趣味のイラストだけでなく、色を意識したデザイン・写真編集などにも使いやすくなりました。
ダイレクトボンディングで視差を抑えている
新型Cintiq 16にはダイレクトボンディングが採用されています。
液晶と表面ガラスの間の距離を小さくすることで、ペン先と実際に描画される位置の視差を抑える仕組みです。
液タブでは、ペン先の真下に線が出る感覚が描きやすさに直結するため、重要な改善点です。
Wacom Pro Pen 3が標準付属
新型Cintiq 16には、Wacomの上位モデルにも採用されているWacom Pro Pen 3が付属します。
バッテリーレスなので充電は不要です。
さらに別売アクセサリーを使えば、ペンのグリップの太さや重量バランス、サイドスイッチなどを自分好みにカスタマイズできます。
画面は大きくなったのに本体はコンパクト
旧モデルは422×285×24.5mmでしたが、新型は384×259×15mmです。
表示サイズは15.6型から16.0型へ少し大きくなっているのに、本体そのものは小型・薄型になっています。
液タブはキーボードや左手デバイスと一緒に机へ置くことも多いため、ベゼルが小さくなったメリットは意外と大きいです。
対応PCならUSB-Cケーブル1本で接続できる
新型Cintiq 16はUSB-C接続に対応しています。
使用するパソコンがDisplayPort Alt ModeとUSB Power Deliveryに対応していれば、USB-Cケーブル1本で映像・データ・電源をまとめて接続できます。
机上のケーブルを減らしたい人には便利です。
ただしPCの給電能力が不足する場合は、別途ACアダプターが必要になります。



旧型はコードがいっぱいあったので地味に嬉しいポイントです!
新型Cintiq 16のデメリット・注意点


価格は118,800円と安くはない
新型Wacom Cintiq 16のワコムストア通常価格は118,800円(税込)です。
XPPenなどでは16インチクラスの液タブをもっと安く購入できるため、価格最優先ならCintiq 16は最もコスパがいい選択とはいえません。
Wacomのペン性能・画質・サポート・使い慣れた環境にどこまで価値を感じるかで判断したいところです。
Cintiq 16にはタッチ操作がない
注意したいのが、新型Cintiq 16はマルチタッチ非対応ということです。
iPadのように指でキャンバスを拡大・回転する使い方はできません。
Cintiqシリーズでタッチ操作に対応しているのは、現在はCintiq 24 touchです。
本体にショートカットキーはない
Cintiq 16本体には、XPPen Artist 16 3rdのような複数のショートカットキーやダイヤルは搭載されていません。
CLIP STUDIO PAINTなどでショートカットを多用するなら、キーボードや左手デバイス、別売のExpressKey Remoteなどを併用する方法があります。
内蔵スタンドは20°固定
本体には折りたたみ式のスタンドが内蔵されていますが、調整角度は20°です。
もっと立てた角度で描きたい場合は、別売のWacom Adjustable Standなどを検討するとよいでしょう。
旧Wacom Cintiq 16を実際に使って感じたこと


ここからは、私が実際に旧型Cintiq 16を使用して感じた部分です。
新型DTK168の使用レビューではないため、現行モデルの公式仕様とは分けて紹介します。
Wacomらしいペンの描き味はやはり好み
私はWacomの板タブも長く使っていますが、Wacom製品のペンの描き味は個人的に好みです。



筆圧による線の強弱をつけやすく、デジタルでも自然に線を引きやすい!
現在のCintiq 16ではさらにPro Pen 3へ変更されているため、旧モデルからペン環境も進化しています。
ショートカットキーがないのは好みが分かれる
旧モデルでも本体ショートカットキーがなかったため、私はキーボードなどを併用する使い方になります。
液タブ本体だけで操作を完結したい人には、XPPenなどのショートカットキー搭載モデルの方が便利に感じる可能性があります。
Wacom Cintiq 16とXPPen Artist 16 3rdを比較
「16インチ前後の液タブが欲しいけれど、WacomとXPPenのどちらにするか迷う」という人も多いと思います。
| 比較 | ![]() ![]() Wacom Cintiq 16 | ![]() ![]() XPPen Artist 16 3rd |
|---|---|---|
| 画面サイズ | 16.0型 | 15.4インチ |
| 解像度 | 2560×1600 | 1920×1080 |
| 筆圧感度 | 8192 | 16384 |
| 色域 | DCI-P3 99% sRGB 100% | sRGB 99% |
| ペン | Wacom Pro Pen 3 | X4スマートチップ |
| 本体キー | なし | X-Dial+8キー |
| タッチ操作 | なし | なし |
| 向いている人 | 画質・Wacomの描き味重視 | 価格・ショートカット・コスパ重視 |
| 価格 | 118,800円 | 49,980円 |
| 購入する | 購入する |
スペック表だけを見ると、XPPenは16384レベルの筆圧感度やショートカットキーを備えており魅力的です。
一方、Wacom Cintiq 16は2560×1600の解像度、DCI-P3 99%、Pro Pen 3、ダイレクトボンディングが強みです。
筆圧感度の数字だけでは描き味を判断できないため、何を重視するかで選びましょう。



私はWacomとXPPenの両方を使っていますが、描き味はWacom、価格面はXPPenに魅力を感じます。




旧Cintiq 16から新型へ買い替える価値はある?
旧DTK1660をすでに持っている場合、故障していなければ急いで買い替える必要はありません。
旧モデルも8192レベルの筆圧感度を備えており、イラストを描くこと自体は十分可能です。
ただし、次の点に不満があるなら新型への買い替え効果を感じやすいでしょう。
- フルHDの表示を粗く感じる
- もっと発色のよい画面が欲しい
- ペン先との視差が気になる
- 机上スペースを少しでも広くしたい
- USB-C 1本で接続したい
- Pro Pen 3を使いたい
Wacom Cintiq 16はどこで買う?
Wacom Cintiq 16は、ワコム公式ストアのほかAmazon・楽天市場・家電量販店などで購入できます。
2026年9月現在、ワコム公式ストアでの本体価格は118,800円(税込)です。
公式ストアには、本体単品だけでなく専用スタンドセットや保護フィルムとのセット商品もあります。
Amazon・楽天のポイント還元やセール価格も含めて、購入時点の実質価格を比較するのがおすすめです。
Wacom Cintiq 16についてよくある質問
- 現在のWacom Cintiq 16は旧モデルと同じですか?
-
違います。現在販売されているのは2025年発売のDTK168です。旧DTK1660から、画面解像度・色域・ペン・本体デザインなどが大きく変更されています。
- Cintiq 16の解像度はフルHDですか?
-
現行DTK168はフルHDではなく、2560×1600のWQXGAです。1920×1080だったのは旧DTK1660です。
- Wacom Cintiq 16はタッチ操作できますか?
-
現行Cintiq 16はマルチタッチ非対応です。指でキャンバスを拡大・回転する操作はできません。
- USB-C 1本だけで接続できますか?
-
対応するパソコンであれば可能です。DisplayPort Alt ModeとUSB Power Deliveryへの対応状況を確認してください。電力が不足する場合はACアダプターも必要です。
- Wacom Cintiq 16は初心者にもおすすめ?
-
画面へ直接描けるため、初心者でも使いやすい液タブです。ただし価格は10万円を超えるため、初めてデジタルイラストを試すだけなら、より安価な液タブや板タブも比較するとよいでしょう。
- Wacom Cintiq 16とXPPenならどちらがおすすめ?
-
Wacomの描き味や2.5K画面、色表示を重視するならCintiq 16、価格や本体ショートカットキーなどのコストパフォーマンスを重視するならXPPenも有力です。
まとめ|新型Cintiq 16は画面と描き心地が大きく進化
2025年に登場した新型Wacom Cintiq 16(DTK168)は、旧型から大きく進化しています。
特に、2560×1600の高解像度ディスプレイ、DCI-P3 99%の色域、ダイレクトボンディング、Wacom Pro Pen 3は大きな変更点です。
一方で、118,800円という価格や、本体ショートカットキー・マルチタッチがない点は購入前に確認しておきたいところです。
安さを最優先するならXPPenなども比較しつつ、描き心地や画質を重視して長く使える16インチ液タブを探しているなら、現在のCintiq 16は有力な候補です。
















